まさにオールスターキャストでした。
でも・・・、なんだか気だるい雰囲気が漂っております。なぜかしら?
その理由を前回の‘ハエ取りリボン工作’に続き、本日新たな‘段ボール工作’
(今回は薬入れとか)に挑んでいた‘遊び心いっぱい’の介護士Mさんが教えてく
れました。『みんな、昨日の「ゆしまの郷祭り」で ‘はしゃぎ’ 過ぎ疲れちゃったんですよ!』 と。
ハッとしました・・・! あれから1年も経ってしまったのですね。昨年、特別参加させて頂いた「ゆしまの郷祭り」からです。感慨深いです。
一方、今日もカズさん(103才 女性)は、飛び切りの笑顔で私を迎えてくれました。そして この日が月一回の回診日であったY院長先生に、さっそく私を紹介し始めました。戸惑うY先生。今回で3度目のご紹介でした。
私はさり気なく先生にご挨拶し、話をそらすために6Fフロアーでの実施を願っている「蓄音機の演奏会」についてお話をいたしました。すると、Y先生やお供の看護師さんはとても興味を示されました。
そしてカズさんは目を輝かせて我々の話に聞き入っています。他のお年寄り達も ‘聞き耳’ を立てておりました。
私としては早く皆さまに 「蓄音機での演奏」 を聴いて頂き、喜ぶお顔を見たいのですが、あくまでも ‘無償でのボランティア活動’ です。歯がゆいのですが、S氏のお返事を待つしかありません。
私としては早く皆さまに 「蓄音機での演奏」 を聴いて頂き、喜ぶお顔を見たいのですが、あくまでも ‘無償でのボランティア活動’ です。歯がゆいのですが、S氏のお返事を待つしかありません。
彼はとても忙しい方で、本職のほかに 「蓄音機」 を普及させる活動を、精力的にされております。そんなご厚意によるボランティアです。催促などできません。決して無理も言えません。私はひたすらご協力頂くS氏の日程調整を待つばかりでした。
そしてカズさんですが 『お久しぶりだわね。(来訪は) いつも土曜日だったでしょ?』 『忙しくて来られなかったの?』 と仰いました。
私が 『先月も伺いましたよ!』 とお返事しましたが、カズさんは 『・・・そうだったかしら?』 等とあまりご納得されていないお顔でした。
でも突として、『あなたは真面目よね。偉いわ! 雨の日だって、風の日だって、雪の降っている寒い日でも (何だか宮澤賢治のようですが。) 訪問して下さって。ありがたいわ!』 等と褒めて下さいました。
一方、キクさん(98才 女性)はご機嫌でした。私が聞いたことのない歌を‘ 鼻歌まじり ’ で歌っておりました。とても楽しそうです。私も聴き入ってしまい、つられて ‘ 鼻歌 ’ での輪唱をしてしまいました!
また 「蓄音機の演奏会」 の話を小耳に挟んだ年配の介護士さんが、興味深そうに『蓄音機での音楽ってどんな感じなの? やっぱり音が全然違うの?』 等と尋ねてきました。皆さま、興味津々なのですね!
黒一点のヨウジさん(91才 男性)ですが、相変わらずマイペース(?)で、ひとりテーブルに向かい 『がんばらなきゃ、頑張らなきゃ。』 としきりに唱えておりました。
今日も盛り沢山の一日でした。
帰りしな、個室のドアが空いていたので目を遣ると、ご体調が悪いのかフロアーには出て来られず、ご自分のベッドで横になっていた80代後半の女性と目が合いました。私が軽く会釈して手を振ると、相手の方もにっこり笑って手を振り返してくれました。なんだか私は嬉しい気分になりました。
( 実施日:2017年6月25日(日) 14:00~15:00 )