昨年107才で亡くなられた カズさんのご家族(姪御さん)Tさんから、先日お電話を頂きました。生前のカズさんへの ‘敬聴’ のお礼でした。
姪御さんのTさんご自身もご高齢になられ(たぶん70代後半)、持病があり ご体調もすぐれないのに、私のことを懐かしみ わざわざお電話を下さいました。本当に恐縮しました。
『伯母があんなに長き出来たのは貴方のおかげね!』と仰いました。カズさんはTさんが施設へご面会にいくと、いつも開口一番「この間、○○さんがね・・・。」と私が敬聴に伺った際の話をされていたそうです。有難いことです。
それも自慢げに仰ったそうです。『貴方とお会いし、その会話が伯母の生きがいだったのね。』としみじみ話されました。そんなに楽しみにされていたとはびっくりでした。お役に立っていたのですね。‘傾聴’冥利につきます。感慨深いです。
そして姪御さんから「(このブログで)カズさんについて書き綴った文章をぜひ読みたいので、プリントアウトして欲しい。」と頼まれました。もちろん、私は喜んでお受けしました。光栄ですし嬉しく思いました。
姪御さんからお電話を頂いた数日後、在職中 お世話になった北大の名誉教授 A先生からお電話頂きました。今でも お電話で話をするなど 親しくさせて頂いております。先生は一通り話し終わってから、私の近況をお尋ねになりました。
私は『今は残念ながら コロナ禍により中断していますが、傾聴ボランティアが私のライフワークだと思っています。コロナ禍の間は 傾聴活動の一環として朗読を学んでおります。』とお答えしました。
『ゆくゆくは高齢者施設などで朗読をさせて頂くとか、もし出来るならば 高齢者の方々にも短い作品を読んで頂くなど、一緒に朗読を楽しめれば良いと思っております。』と付け加えました。
A先生は『それは素晴らしい! 社会貢献をしているんだね。』と喜んで下さいました。少々 気恥ずかしさも感じましたが、自分のしていることが誰かの役に立ち、また その行為をご自分のことのように喜び 褒めて下さる方がいらしゃるのは本当に有難いことだと思いました。
身を引き締めて頑張らねばとあらためて思いました。(そうだ、この4月から文京区の学習推進委員に選ばれたことも A先生ご報告しようかな。)