※先ず介護士さんに「観月祭」のチラシや活け花の写真をみて頂き、皆さんにお見せして良いかの承諾を得ました。
「観月祭」でステージ上に活けたススキの写真は壮観だったようで、皆さまからお褒めの言葉を頂きました。やはり女性はお花がお好きなようです。顔をほころばせ喜んで見て下さいました。
また「観月祭」のチラシにも興味を示され、なかにはパンフレットを離さず、食い入るように見つめていらした方もお出ででした。遠い昔を思い出しているようでした。
マリコさん(78才女性)は『お花の先生(私のこと)に、こんなところ(施設)に来て頂いて勿体ないわ!』と仰いました。 因みにマリコさんは、それ以来、私を『せんせい!』と呼ぶようになりました。
そして『お月見の時にはキレイな着物をきて、美味しいご馳走を頂くのでしょ!』とも仰いました。マリコさんはその様なご経験をお持ちなのかもしれないと私は思いました。
一方、102才のカズさん(女性)は、私のことを『○○ちゃん』と親しげに呼びはじめ『(お花は)何流?』等とお尋ねになりました。
『活けた花や撮った写真には貴女のサイン(雅号?)を添えなきゃダメよ!』と助言までして下さいました。恐れ入りました!
そのうち何人かが『十五夜お月さん』を口ずさみ始めました。予想以上の反応に私は驚きました。
また、お年寄りたちは「スカイツリー」が夜にライトアップされている事をご存知ありませんでした。そうなんです。施設では夜間の外出は出来ないからでした。
皆さま、色とりどりに変化した「スカイツリー」の写真を子供のように感心して見ていました。
(実施日:2016年10月9日(日) 14:00~15:00)