会のメンバーである元小学校の先生(Aさん、快活で元気な方)と何やら楽しそうにお話をされていました。最近の不調や年齢にかんするお話で、とても和やかな雰囲気でした。
私が「仲がおよろしいですね。ご姉妹みたい。どちらがお姉さまですか。」と冗談ぽく聞いたところ、 いきなり Fさんは気色ばみ、キーッとなりました。 そして「失礼でしょ」と罵声を浴びせました。ポカーンとしました、私。周りの方々のほうが驚いていました。
何が気に障ったのか分かりませんでした。〝年齢〟を尋ねたわけではないし、訊きたかったのではないからです。ただ、後からも思えば、不用意な一言だったのかも知れないと反省しました。年齢にこだわる人はいますし、おおかたの女性は若く見られたい人が多いですものね。いくつになっても‥です。勉強になりました。
私はライフワークとして、高齢者施設で〝敬聴〟をしておりますが、ご高齢の方々には敬意をはらっていますし、 リスペクトもしております。人生の先輩だからです。学ぶことも多く、とても良い時間をすごしています。
敬聴をさせて頂いているご高齢の方々や年上の友人女性たちは、ご自分やその年齢に誇りを持っていらっしゃるように思えます。ことさら声高に ご自身の年齢をアピールすることはありませんが、 とにかく素敵に歳を重ねられていらっしゃいます。今回、人それぞれだなぁと思った次第です。
私は大病をした経験があります。そのせいか 誕生日を迎え、歳を重ねるたびに「有難いなあ、今年も一年頂いたなぁ」等と 思うことがあります。
ずいぶん前に、元職場の〝専門医認定試験〟の時に、認定委員長である某国立大学の総長から、突然 会議のために使用していたPホテルの電話番号を 聞かれたことがあります。気難しくて怖い先生とまわりから言われていた方でした。
私が「お調べしますので、少しお待ち下さい。」と お応えすると、「Pホテルの電話番号も(直ぐに)分からないのか。あんた、 幾つになったんだ」と言われました。ワンマンで有名な先生でしたが、仕事上は長いつき合いです。
私はこころの中で『日頃の編集の仕事とお手伝いに駆り出された〝年一回の専門医認定試験〟(Pホテルの電話番号を空で言えること)を一緒にしないで』とは思いましたが、口答えはできません。
『言えない歳なんです』と私は応えました。先生は唖然とし 黙ってしまいました! その時のやりとりが、頭に浮かびました。そして今更ながら笑いがこみ上げてきました。キーッとならずに、冗談で返すべきですよね。
以後、私は他人に歳をきかれると『言えない歳なんです』と応えることにしております。(※ 因みに、その先生からは何かと仕事を頼まれるようになりました!)




