講座では「絵本の読み聞かせ」の基礎的なポイントとして、以下(抜粋)の点をあげていました。これは私が最も学びたかったことです。
⑴絵の見せ方:絵本の ‘かなめ’(絵本の中心部) を下からしっかりと持ち、本がぐらつかないようにする。そして全ての子どもたちに見えるように気を配る。
⑵読み手の顔の向きと姿勢:子どもたちに向き合い、からだが絵本にかぶらない位置につく。子どもの反応をみながら読む。
⑶ 本を大切に扱う:本のあつかい方や受け渡しの際は両手で行うなど、丁寧にあつかう。我々が子供たちに身を以て示す。教育の一つですね。
また、表現する上でのポイントとしては、
⑴面白いところ
⑵見せたい絵
⑶聞かせたい言葉
⑷子供が喜ぶところ
⑸難しいところ
⑵見せたい絵
⑶聞かせたい言葉
⑷子供が喜ぶところ
⑸難しいところ
などを予めチェックしておき、読み聞かせる。
あらためて、ナマの声、肉声で伝える大切さを実感しました。AIでは温かさが伝わりません。また子供たちの反応も見えません。一方通行の朗読ではコミュニケーションが成り立ちませんよね。人と人との心のふれあいが大事なのです。
そんな折、私が所属している「傾聴の会 ぞうの耳」の代表から、 江戸川橋にある高齢者施設での「傾聴と絵本の朗読」 の依頼を受けました。月に1~2回して欲しいとのことでした。念願だった “傾聴と朗読のコラボレーション” です。さて、初めの一歩となりますでしょうか。
※推奨された本
⑴『絵本は心のへその緒』(松居 直 著)
※借りてきた絵本
⑴『おまえうまそうだな』(作・絵:宮西 達也)
⑵『あらしのよるに』(作:きむら ゆういち、絵:あべ 弘士)
※購入した本
⑴『絵本の力』 (河合 隼雄、松居 直、柳田 邦男 著)
⑵『人生の一冊の絵本』(柳田 邦男 著)