2022年11月25日金曜日

156) 【徒然に】絵本読み聞かせ講座 その5

講座では「絵本の読み聞かせ」の基礎的なポイントとして、以下(抜粋)の点をあげていました。これは私が最も学びたかったことです。

⑴絵の見せ方:絵本の ‘かなめ’(絵本の中心部) を下からしっかりと持ち、本がぐらつかないようにする。そして全ての子どもたちに見えるように気を配る。

⑵読み手の顔の向きと姿勢:子どもたちに向き合い、からだが絵本にかぶらない位置につく。子どもの反応をみながら読む。

⑶ 本を大切に扱う:本のあつかい方や受け渡しの際は両手で行うなど、丁寧にあつかう。我々が子供たちに身を以て示す。教育の一つですね。

また、表現する上でのポイントとしては、
⑴面白いところ
⑵見せたい絵
⑶聞かせたい言葉
⑷子供が喜ぶところ
⑸難しいところ
などを予めチェックしておき、読み聞かせる。

あらためて、ナマの声、肉声で伝える大切さを実感しました。AIでは温かさが伝わりません。また子供たちの反応も見えません。一方通行の朗読ではコミュニケーションが成り立ちませんよね。人と人との心のふれあいが大事なのです。

そんな折、私が所属している「傾聴の会 ぞうの耳」の代表から、江戸川橋にある高齢者施設での「傾聴と絵本の朗読」の依頼を受けました。月に1~2回して欲しいとのことでした。念願だった “傾聴と朗読のコラボレーション” です。さて、初めの一歩となりますでしょうか。


※推奨された本
⑴『絵本は心のへその緒』(松居 直 著)
借りてきた絵本
⑴『おまえうまそうだな』(作・絵:宮西 達也)
⑵『あらしのよるに』(作:きむら ゆういち、絵:あべ 弘士)
※購入した
『絵本の力』 (河合 隼雄、松居 直、柳田 邦男 著) 
⑵『人生の一冊の絵本』(柳田 邦男 著)






2022年11月15日火曜日

155) 【徒然に】絵本読み聞かせ講座 その4

8月の中旬に10月29日開催の「文京シビックシアター☆トークショー」での司会とMCを依頼されました。夏バテでうだうだしていた頃です。体調や調整すべき予定もあり逡巡しておりました。が、友人が肩を押してくれ引き受けました。(詳しくは後日ブログに記載)

そんな時に この「絵本読み聞かせ講座」を知り 受講を決めました。いったん今見ている世界(かかわっている事)から離れたかったのです。 ‘絵本’ に癒されたかったのかも知れません。

そして今回いろいろな絵本を読み、あらためて実感したことは、日々の雑多なことで忘れかけていた ‘大事なこと’ を思い起こさせてくれたということです。ピュアな感性だったり、人間としての一番大切なことです。

巡り合ったどの絵本も、みんな新鮮でストレートに心に響きました。余計なことは考えなくても良いとさえ思えました。本日ご紹介した『空のおくりもの:雲をつむぐ少年のお話』は発想がゆたかで、人間の欲深さとか環境破壊など 内容は深いのに なぜか雲のようにほんわかした優しい絵本でした。

※講師が朗読した絵本
⑴『空のおくりもの:雲をつむぐ少年のお話』(作:マイケル・キャッチプール、絵:アリソン・ジェイ、訳:亀井 よし子) 
※借りてきた絵本
⑴『となりのせきの ますだくん』(作・絵:武田 美穂)
⑵『けんかのきもち』(作:柴田 愛子、絵:伊藤 秀男)