第一部は11時からで、第二部が14時からと書いてありました。私が敬聴をさせて頂く6階は午前中に終わったようです。
さて、6階に着くと、お馴染みの方々がテーブル席に座っておられました。キクさん(101才 女性)はテーブルに凭れ(もたれ)眠そうでした。トシコさん(95才 女性)も所在無げにされていました。でも、ご挨拶すると嬉しそうに応えてくれました。
暫くすると キクさんが身体を起こされ、私と目が合いましたのでお傍に行きました。「こんにちは。お元気でしたか。今日は敬老会だったそうですね。」と話しかけると「あらっ、そうだったかしら?」ときょとんとされました。
「そこの壁にチラシが貼ってありますよ。」とやんわりお伝えすると
「ごめんなさい。そうだった・・?みたいねぇ。」と自信無げに仰いました。
でもキクさんは「いつも来て下さってありがとうね!」と仰って下さいました。
そうこうする内に、カズさん(106才 女性)が車椅子に乗り 颯爽と現れました。聞くところによると、カズさんは今やこの施設の最年長だそうで、今日、ご長寿を表彰されたとのことでした。(介護士さん談。)
私がカズさんに「おめでとうございます! カズさんは、この施設 一番の〝お姉さん〟だそうですね!」とお祝いの言葉を述べると
「そうみたいね。自覚症状はないけどね!」とのお返事。他人事のように笑って仰いました。最高です、ユーモアのセンスも抜群です。(エクセレント!)
その後、今日頂いた表彰状を見せて頂くために、 カズさんのお部屋にお邪魔いたしました。4度目の訪問でした!
お部屋の片隅にあるチェストの上に、安倍晋三総理から戴いたという「百歳への表彰状」と小渕恵三元総理から戴いた「第一期生 ※従軍看護婦への感謝状」の隣に、今回の表彰状が立てかけてありました。
※日本の従軍看護制度が始まったのは明治20年代と言われる。1890年(明治23年)4月に、日本赤十字社看護婦養成所に10名が一期生として入校した。養成期間は3年で、卒業後には20年間にわたり応招義務が課せられた。
( 2019年9月21日(土) 14:00~16:00 )
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