本日は、前回の訪問時に介護士さんにお話を通しておいた「ゆしまの郷祭り」に特別参加させて頂きました。
もちろん、当日も施設長さんや1Fの事務の方にお断りを入れての参加です!
係の方から、ピンクの半纏を着せて頂きました。
そして、お祭りの様子や入所者の写真を撮影する件も ‘公表しない’ 条件でOKを頂きました。
1Fのホールではボランティアによる盆踊りや太鼓の演奏が行われ、その周りを囲むように入所者とそのご家族の方が取り巻いておりました。
職員さんによる模擬店もありました。
焼きそばやお好み焼き、そしてアイスクリームもありました。(どれも美味しそうです!)
飲み物は一律100円。なんとアルコールフリーのビールもありました!
また、別の場所には刻み食も用意してありました。感激でした。
6Fのキクさん(97才女性)は、娘さんと一緒に盆踊りをご覧になっており嬉しそうでした。カメラを向けると最高の笑顔をつくって下さいました。
その後、いつもの6Fフロアーに行ってみると、カズさん(102才女性)とヨウジさん(90才男性)、そしてトシコさん(92才女性)とタキさん(90才女性)が ‘普通に’ いらっしゃいました。ご家族がお出でになっているのはお一人だけでした。
フロアーにも「東京音頭」や「東京五輪音頭」、そして「炭坑節」「北海盆歌」等がラジカセから流れておりました。ヨウジさんは歌に合わせて手踊りをされておりました。
とても楽しそうでした!
模擬店にある食べ物は、職員さんにお願いし購入してきてもらうそうです。
私はカズさんからお好み焼きを頂きました。(薄味でしたが、柔らかくてとても美味しかったです。)
介護士さんたちも半纏を着ており、なかなか素敵でした。折角なので、いつも敬聴させて頂いている方々や介護士さんの写真も撮らせて頂きました。そして記念にカズさんとのツーショット写真も撮って頂きました。
帰りに、エレベーターに乗り合わせたご家族の方(60代 女性)から、『(あなたのご家族の)どなたが入所されているのですか?』 とお尋ねになりました。
私が 『傾聴ボランティアとして伺っています。』 とお答えすると、こちらが恐縮するほど 『ご苦労さま。立派ですね。』 と褒められました。
彼女はお一人でご自身の両親とご主人の両親の4人を介護しているとのことでした。
やっとお姑さんをゆしまの郷に入所させ、ご自分の両親は実家で看ているとのこと。
また、お舅さんは現在入院中で、この後、病院に着替えを届けに行くとのことでした。
とても大変そうでした。心からそう思いました。
私が 『10年あまり仕事をしながら一人で両親の介護をしていた。』と告げると、感心なさいました。
彼女は私が同じ介護経験者という事でこころを許し色々とお話をされました。
胸の内を語ったことで、多少なりとも心の憂さを晴らし浄化されたのでしょうか。
『あなたに話を聴いて頂いてスッキリしたわ。ありがとう!』 と言って下さいました。 そして・・・涙ぐまれました。
短い時間ではありましたが、少しは彼女のお役に立てたのでしょうか。
盛りだくさんな一日でしたが、とても有意義な時間でした。
(実施日:2016年6月25日(土)11:15~12:10)