久々に風邪をひいてしまいました。検査をして頂きましたがコロナでもインフルエンザでもありませんでした。ただ、なかなか治りません。発熱が続き、怠いのと、喉の痛みや声がれがつらいです。
安静にし 癒し系の音楽を聴きながらベッドに横になっていると、ふと 古い記憶がよみがえりました。「前にもこんな事(こんな状況)があったような・・」です。
それは 遥か昔、私が中学生の頃です。やはり風邪をひき、学校を休み自室で寝ていた時のことです。熱も下がったので、氷まくらを外し音楽を聴きながら、とりとめの無いことを考えていると、部屋をノックする音が聞こえ「ヒロミちゃんがあなたにお見舞いだって!」と母の声。
「ヒロミちゃんって?」私は考え込みました。誰だろ? 学校の友達ならまだ授業中だし・・。すると、今度は母の友人のUさんから「お加減はどう? 孫のヒロミがね、どうしても○○ちゃん(私のこと)のお見舞いがしたいって言うのよ。」と声をかけられました。
「えっ、ヒロミちゃんって! まだ3歳なのに?」私は飛び起きて、軽く身づくろいをしドアを開けると、そのヒロミちゃんがアイスクリームの入った袋をぶら下げて立っていました。
私はもうびっくりでした。たまに絵本を読んであげたからでしょうか。何といたいけな子どもでしょう!
風邪をうつしてはいけないので「どうもありがとうね!」と少し離れてお礼を言い、お見舞いのアイスクリームを頂きました。ヒロミちゃんは「○○ちゃん、早く元気になってね。」と見舞ってくれました。彼女は私の最年少の友だちになりました。
なぜか今回 その時の光景が目に浮かびました。そして彼女はその10年後、私の家庭教師、最初の生徒さんになりました。