一ヶ月半ほど前に ※霊雲寺で可愛らしい園児たちと出会いました。
※霊雲寺(れいうんじ)は文京区湯島にある真言宗霊雲寺派総本山の寺院。大本堂(正面階段を上がった二階部分)に仏壇を構え、両部(金剛界・胎蔵界)の大日如来像二躯を本尊として安置している。真言宗の僧 浄厳律師覚彦が柳沢吉保の帰依を受け、徳川綱吉より将軍家の武運長久を祈願するため、江戸城から見て鬼門にあたる北東(艮)の現寺地を得て開創した。
神社仏閣が大好きなので 私はよくお参りさせて頂いておりますが、霊雲寺は江戸名所図会にも載っているほどの格式の高いお寺です。境内はとても静かで広々としており、日中でもゆっくりのんびり散策ができます。コロナ禍の時には 私は開門の早朝7時くらいに散歩がてら参っておりました。
早朝の境内には殆んど人がいません。でも 時おり二階の大本堂でお坊さんが ‘朝のお勤め’ のお経をあげておられたり、境内をお掃除している檀家の方に出くわすことは しばしばありました。
6月上旬、私は歯科医院での治療のあと霊雲寺に参りました。久々でした。ひろい境内は木々が生い茂っていて爽やかでした。私は正面の階段を上り大本堂でお参りをすませ、その後大本堂の向かって左側にある寶撞閣に行きました。途中に百度石などもあります。このルートが私のお決まりのコースです。
その日は近隣の園児たちが境内で遊んでいました。広いし静かだし立派な大木もあります。四季折々に花を咲かせる草木もあります。豊かな自然。何より境内は車が通らないので安全です。保育士さんも一面見渡せて目が行き届きます。園児たちは思う存分 かけっこも泥遊びもできますしね。絶好の遊び場でした。
私が散策を終え帰ろうと山門に向かうと、そこで遊んでいた ちびっこ達が4~5人寄ってきました。男の子も女の子もいました。人懐っこいのです。何をして遊んでいるのかを聞くと、お参りごっこをしているとのことでした。さすが古刹は違うと私は思いました。
目を向けると、溝をお賽銭箱に見立て その中に小石を入れて拝む真似をしていました。暫し私もお付き合いして しゃがんで見ておりました。すると今度は、サービス精神旺盛な(?)ちびっこ達は溝を飛んだり跳ねたりして大はしゃぎし始めました。
私は次の予定もあるので、少し離れたところにいる保育士さんに会釈をし、ちびっこ達に「じゃあ、またね。転ばないようにね。」と言い帰ろうとすると、その中の一人の男の子が「うん。またね! 行ってらっしゃ~い。気をつけてね!」と笑顔で手を振ってくれました。
思いも寄らない言葉にびっくりしました。そして同時に とても嬉しく温かい気持ちになりました。天使のような笑顔と言葉でした。言霊ですね。元気を貰いました。親御さんの育て方も良いのでしょうね。きっと。
ホタルブクロ |
信濃追分の御影用水 |