2022年9月25日日曜日

152) 【徒然に】絵本読み聞かせ講座 その1

自治体の絵本読み聞かせ講座を受講することにしました。私は「NPO 日本朗読文化協会」の会員ですが、協会の朗読ボランティアグループ ‘かもめ’ の一員でもあります。その活動の一環として九段幼稚園などで読み聞かせもしておりました

ただ、子ども向けの ‘絵本の読み聞かせ’ を学んだわけではありません。そこで、私にとって傾聴(ボランティア)の両輪でもある 朗読(今回は子供向け)のスキルを身につけるため、読み聞かせの基礎を学ぼうと思いました。

「朗読」と「絵本の読み聞かせ」は異なります。「朗読」を聴いて頂く年齢層はおもに大人です。「絵本の読み聞かせ」の方は乳幼児から小学生くらいまでの子どもが対象で、絵本を見せながら読みます。もちろん、大人向けとしての絵本の朗読もありますが、絵をお見せしながら朗読することはあまりありません。また題材も異なります。

表現法も少し異なります。一般的に朗読は文章に抑揚をつけ、例えば「強弱」「高低」または「緩急」などを使い分けて表現します。然しながら、私の朗読の先生はその様なテクニックはあまり使わず、自分が感じた物語の世界、イメージを伝えるべく自然体で語る指導法を取られています。一方、子どもへの読み聞かせの方は、時には誇張したり オーバーな表現もします。

また「朗読」は読み手が主役で自分の感情をイメージにのせて伝えます。「絵本の読み聞かせ」の方はあくまで主役は相手(聴き手)です。ですから、主役である子どもに合わせた読み方が必要です。伝えるイメージは ‘絵’ です。すべて絵に描かれているのです。

私は「絵本の読み聞かせ」は傾聴に通じるものがあると思いました。「傾聴」も主役は相手ですから。

そして 今回の講座では「子どもについての理解」とか「子どもを取り巻く社会・読書の変化」など基礎知識や読み聞かせの技法などの講義もあります。そして「絵本選びの基本」も学べるようです。

さらに「読み聞かせのための身体づくり」という、驚きの講義もありました。どんな内容でしょうかね。楽しみでもあります。「読み聞かせに必要な身体づくり」として「あいうえおの歌」・「口の体操」などの記載がありましたが。

講座後半には「読み聞かせの実習」として個人発表があり、また「読み聞かせの実践」としては、グループ活動の意義を考え グループでの発表会(演習)をするとのことでした。とても盛りだくさんです。

※講師が朗読した絵本
⑴『はじまりの日』(作:ボブ・ディラン、絵:ポール・ロジャース、訳:アーサー・ビナード)
⑵『ぞろりぞろりとやさいがね』(作:ひろかわ さえこ)
※借りてきた絵本
⑴『11ぴきのねことあほうどり』(作:馬場のぼる) 以上





2022年9月15日木曜日

151) 【徒然に】ひとり朗読会

先日 第一回『ひとり朗読会 インフィニティ』を開催いたしました。(このブログの「イベント・その他」欄 ご参照。)もう二ヶ月半も前のことです。現在学んでいる朗読の実践(発表会)で、友人たちの協力があってこそ催せた会でした。

今回は席に限り(15席)があるため、お世話になっている大先輩の方々や日頃から親しくさせて頂いている友人たち、また元職場の後輩等にお越し頂きました。内輪の会なので、私もリラックスして朗読させて頂けました。

ただ、皆さま お忙しい方ばかりです。その大事な時間を頂くわけですから、来て下さった事を後悔せず 退屈な時間にならないように、精一杯努めようと私は思いました。

然しながら 私は学びの途中、 現時点での「朗読」しかお聴かせ出来ません。それゆえ、お出で下さった方々に「楽しんで頂ける朗読会」をモットーにしました。

当日は猛暑日でしたが、おかげさまでお越し下さった方々から「面白かったよ!」「楽しかった!」等と喜んで頂きました。また「次はいつ? 来春?」等と仰って下さった方もたくさんお出でで、私は朗読会の準備疲れが吹き飛ぶほど嬉しかったです。

また、多種多様な職業の方がお出で下さいましたので、皆さまに異文化交流も楽しんで頂け プラスアルファの喜びもありました。

今回は歌あり(朗読の一部)、お喋りあり(朗読のまくらそして朗読中にも作品に因んだ 注釈(脱線?)を入れる等の工夫を凝らしました。皆さま和んでくださり、会場(お客さま)との一体感がありました。とにかく楽しんで頂けて何より嬉しかったです。一番の目的は果たせました!

私は「一体感のある朗読会が良いな。」とあらためて思いました。会場に駆けつけて下さった朗読の先生からは「今後も あなたはトークを入れた ‘ひとり朗読会’ をなさい!その方が合っているし 面白いわ!」と激励(?)されました。私 独自の世界と言うことでしょうか。

もちろん今後の朗読会でも、お喋り(朗読のまくら)は入れます。その方が私自身が落ち着くし、ウオーミングアップにもなりますので。

因みに、文京区の友人達からは「私たちは(ひとり朗読会に)行けないの? 呼んで貰えないの?」などと 不満の声が上がりました。ブーイングです。座席の関係とは言え不義理をしてしまいました。(ごめんなさい。次回はぜひ!)

兎に角、次回は更にグレードアップして 皆さまに楽しんで頂ける朗読会になるように心がけるつもりです。今度は先日お呼び出来なかった多くの友人・知人たちにもお越し頂きたいと思っております。

そして将来的には「傾聴と朗読のコラボレーション」が出来たらと夢が広がりました!