zoom画面に向けて絵本をめくりながら、同時に文章を読み聞かせるのは、想像以上に困難でした。少なくとも 幼児の反応を見ながら絵本をめくる人と読み手の二人は必要でした。zoom画面内に絵が的確に映らなければアウトです。
(絵の後ろに文章が書いてあり、一枚一枚めくれる紙芝居ならもっと上手くいっただろうと内心思いました。)
悪戦苦闘の末 私が絵本を読み終えると・・、しーちゃんは神妙な顔をしていました。次女のはるちゃんは、いつの間にか奥のテーブル席で末っ子のななちゃんを抱いた姪と一緒にいました。
「どうだった? しーちゃん、面白かった?」と尋ねると、小さな観客は困ったような顔をして「うん、・・・。」 そして「ちょっと怖かった。」と申し訳なさそうに答えました。
私はハッとしました。奇想天外なストーリーとは言え、確かに ひよこが次々と おおかみやライオンを飲み込んでしまうのは怖いことでした。そして ひよこの足を一本を切り取ってしまい、その足を取り返しに来たひよこに逆襲する王様も・・。
やはり男の子向け、或いは大人向けの絵本だったのかもしれません。読み手の力量もあるでしょうが、子どもの感性も様々です。もっとユーモアを交えるなど、工夫して読むべきだったと思いました。
しーちゃんの隣に座り、絵本をじかに見せながら反応を伺って読み聞かせるのがベストでした。絵に集中してもらいながら、内容を爽やかに表現する必要があったのです。(反省し勉強にもなりました。そしてzoomの限界も感じました。)
それからはしーちゃんのオンステージでした。「読み聞かせのお返しに!」と言わんばかりにサービス精神満開で、自分の「変顔」をzoom画面いっぱいに見せてくれたり、お宝グッズの ‘キャラクターが描かれた定規’ や ‘消しゴム’、 ‘お気に入りのポーチ’ などを解説入りで一つ一つ丁寧に見せてくれました。
そして最後に、秋田のおばあちゃん(姪の義母)に買ってもらったという ピンクの花柄のかみ留めを前髪に留めてお披露目です。「可愛いね! とても良く似合うわ。」と褒めると