2024年1月16日火曜日

182) 【徒然に】いろいろな出逢い

昨年はたくさんの良い出会いと出逢いがありました。また旧交を温めることも出来ました。有難いことです。

朗読などを通してだったり、偶然の重なりもありました。偶然からはじまった必然でしょうか。哲学的なことは分かりませんが、とにかく嬉しい出逢いでした。大事にしたいと思っております。

昨年の秋には、その年の3月まで大学で教鞭をとっていた友人が、十数年ぶりに私のマンションを訪れました。たまたま 私も在宅しており、久しぶりに話に花が咲き、あっという間の3時間(4時間)でした。楽しい時間でした。

彼女とは住まいはそれほど遠くないのに、お互いの時間があわず、ご無沙汰状態でした。昨年は私の朗読会に
事情があり来れませんでしたが、今年の朗読会には来てくれるそうです。

彼女は大学で栄養学を教えていたので、江戸ものを語る私の朗読会では 江戸時代の庶民の食事などについて話して頂こうかと思っております。分かりやすく楽しい話をして貰い、ご来場頂いた皆さまに喜んで頂けたらと 今から企画を練っております。

そして、今年に入ってからも面白い出会いもありました・・。

私は昨年から「小津安二郎 生誕120年」のイベントをきっかけに、彼の映画を再び観はじめています。「東京物語」や「麦秋」「晩春」等などです。これも一種の懐古的出合いと言えますでしょうか。小津安二郎大全集のDVDは既に持っておりましたが。

実は大学時代 私は映研に属しており「戦艦ポチョムキン」から「雨月物語」「幕末太陽傳」などの古い映画はかなり観ておりました。その時に、小津監督をはじめ、黒澤明監督、「雨月物語」の溝口健二監督や「鬼婆」の新藤兼人監督等の作品もたくさん観せて頂きました。

あらためて昔の映画を観てみると 普遍性が高いとつくづく思います。大切にしなくてはと思いました。

先週の12日には江東区の古石場文化センターで開催された「第17回 江東シネマフェスティバル」に行ってきました。初めての場所で方向音痴の私は迷いましたが、途中に※小津橋もあり、この方向で間違いないと安堵しました・・。

※小津橋は親水公園の川(昔は今より大きく 舟で荷物を運んでいた)に架かっていますが、荷物の運搬のために 川の両岸に土地を持っていた小津家が架けたものだそうです。

さて、私はおかげさまで早めに会場に着き、イベント参加は無事に終わりました。が、終了後にセンター内の「小津安二郎紹介展示コーナー」を見入ってしまい、かなりの時間を費やしてしまいました。

帰りは日も暮れ真っ暗で、門前仲町駅の場所が分かりません。明るければ何とか分かったかも知れませんが。人通りもなく途方に暮れていると、前方に携帯を片手に駅に至る道を探している女性を見つけました。私と同じく道に迷っているのだと思いました・・。

やはりそうでした! 彼女と知恵を出し合い(?)一緒に駅まで行くことにしました。どんなに心強かったことか。彼女は開演間際に会場ヘタクシーで駆けつけたとのこと。取材のためだったそうです。彼女は某新聞社の文化部の記者でした・・。

話をしている内に意気投合し、門前仲町で軽く飲むことにしました。しかし彼女は社に戻って原稿を纏めなければならないということで、焼き鳥屋さんで30分程度のプチ飲み会となりました。こんな展開は初めてです。

次回を約束してお開きになりました。





*おまけ 浜松城(2023坂巡検)