九段幼稚園でも絵本の読み聞かせが再開しています! とは言っても・・、わたくし幼稚園での読み聞かせは今回で2回目の初心者です。(このブログ 96) ご参照)
コロナ前とは様式が変わったとのことです。なるべく家庭の「くつろぎタイム」のようにして欲しい。「自由な雰囲気で!」とお願いされました。(ん? かえって難しいかも。)
実際に訪問してみないと「どこがどう変わったのか」よく分かりませんが、私にとっての大きな変更点とは、読み聞かせの前に園児たちと一緒に行う『はじまるよ はじまるよ』という定番の ‘手遊び歌’ がなくなったことでした。
その『はじまるよ はじまるよ』という ‘手遊び歌’ を読み聞かせが初めての私は存在すら知りませんでした。ましてや読み聞かせの前に ‘歌いながら手遊び(振り)を行う’ 等とは全く聞いていませんでしたし、説明も受けていなかったのです。
その結果は散々なもので、私は可愛いらしい3歳児の男の子につぶらな瞳でじっと見つめられ、たじろいだ記憶があります。男の子は私から目をそらしませんでした。困りました。ずっと私を見たままです。あやふやな私の手振りを責めているような気さえしました。しかし、最後に男の子がにっこりしてくれたので ほっとした次第です。
それで、私は次の訪問までには この手遊びを「何が何でも習得しなければ!」と意気込んでいたのです。でも・・、残念ながらコロナ禍により腕を振るう(手を振るう?)チャンスを逸しました。それが今回からなくなったのです。嬉しいような、気が抜けたような気がしています。
そんな私が今回 持参する絵本は、童心社『にんじんさんがあかいわけ』(松谷みよ子作、ひらやまえいぞう絵)です。ほわっとした読んでいて気持ちが安らぐ絵本です。最後の「とっぴんぱらりのぷう」という魔法のようなフレーズが心にのこります。
園児たちにも喜んで貰えるでしょうか。そして今回も彼らから「芽吹きのエネルギー」を頂けるでしょうか。