2020年11月25日水曜日

108) カズさんは今・・・。

「ゆしまの郷」の カズさん(106才 女性)は今 どうされているのでしょうか。変わらずに お健やかにお過ごしでしょうか。とても気がかりです。新型コロナウイルスが恨めしいです。

敬老の日、そんな風に「ゆしまの郷」にお年寄り達に思いを馳せていると、二週間ほどたったある日、「ゆしまの郷 家族会」 から ‘ゆしまの郷 便り’ が届きました。(昨年、私は家族会の賛助会員にもなりました。)

施設内で行われた「敬老会」の写真をカラー印刷したものも同封されていました。多くのご老人たちの中に、私は恐るおそる「カズさん」の姿を探しました・・・。

一人目、二人目、三人目・・、いらっしゃいません。次の段、5名ほど写っていましたが、お出でになりません。見つかりません。気が急きました。・・・・・。

そしてそして、三段目の右端に・・・見つけました。 カズさんです! いらしゃいました! 毅然として白いマスクを ‘顎’ にかけ、お元気に笑みを浮かべていらしゃいました。良かったです! 安心いたしました。涙が出そうになりました。

でも・・、他の方々、6階で私が親しく敬聴させて頂いた皆さまのお姿はありませんでした。ご体調の関係とか、敬老の日なので この日はご自宅に帰られていたのなら良いのですが・・。

当日は揚げたての天婦羅や紅白まんじゅう等でお祝いをして頂いたようです。私はカラー印刷された写真に向かって『おめでとうございます!』と、こころからお祝の言葉を贈りました。

いつ皆さまと再会できるのでしょうか。その時、カズさんは私を覚えていて下さるでしょうか。

追記: その後 11月に入ってから最新版の ‘ゆしまの郷 便り’ が送られてきました。今回は 「寿司バイキング」編でした。そこには、にこやかなキクさん(101才 女性)や マリコさん(83才 女性)、また ひょうきんな ハルさん(85才 女性)のお姿もありました!


熊本県宇城市 三角西港 灯台モニュメント

熊本県宇城市 三角東港 海のピラミッド



2020年11月15日日曜日

107)【余談 6】豊島園の思い出

私はふと 姪がしーちゃんと同じ年頃に 豊島園へ連れて行ったことを思い出しました。今年の8月31日で閉園となった 94年もの歴史ある豊島園に、この宇都宮の姪とその妹を連れて行った思い出です。

山形から上京した二人がそれぞれ7歳と5歳の時でした。ディズニーランドが第一の目的地でしたが、その煌びやかさと余りの広さ、そして何より ‘見たことがない人混み’ に二人は圧倒され 臆したようでした。

さらに 東京に来る際、父親(私の兄)から言い渡された「守るべき10箇条」のお約束ごとに縛られ、(きっと上京前に山形で、噛んで含めるように 何度も言い聞かせられてきたのでしょう。ちょっと可哀想でした。)ガチガチになり面白さも半減したようです。

それに比べて 上京二日目に連れて行った、コンパクトで庶民的な「豊島園」の方が、彼女達の「人生初めての東京旅行」で一番の良い思い出になったようです。とても・・、感慨深いです。

『あれしちゃいけない、これしちゃいけない の「10箇条」』は、ひらがなで書かれており、遠い記憶をたどるに、「○○(私のこと)の言うことをきく」とか「我儘を言って迷惑をかけないこと!」、また 遊園地などでは「必ず(私と)手を繋ぎ、絶対に離さない(私の)傍を離れてはいけない。」等も含まれておりました。

私の方も 心して覚えておかなければならない 厳しい「10箇条」でした!

ディズニーランドではガッチガチだった姉妹は、豊島園では打って変わって 生き生きとしてました。水を得た魚のようでした。私もビックリです。

メリーゴーランド「カルーセルエルドラド」に乗り、流れるプールを体験し、そしてローラーコースターの「サイクロン」や「フライングパイレーツ」にも乗りました。後半には二人だけで乗り楽しんでいました。得意げに顔の近くでピースサインを作っていました。姪たちだけではなく、私にも懐かしい思い出の一つです。

そんな姪は 当時も今も(?)、私のことを叔母と言うよりは「友達」と思っている節がありますが、その娘のしーちゃんまで、私を遊び相手の「おともだち」と思っているようです。

神田明神 おみくじ掛け

牛天神北野神社 おみくじ掛け


湯島天神